a設備(1005)

離乳食は、食べる練習だけではありません

離乳食が始まると、「どのくらい食べたかな」「残さず食べられたかな」と、食べる量が気になることがありますよね。

もちろん、成長や栄養を考えることは大切です。でも、離乳食の時間には、食べる量以外にもたくさんの育ちのヒントがあります。

赤ちゃんは、食べ物の色やにおい、感触を知り、手を伸ばし、口に取り込み、舌や唇を動かしながら、少しずつ食べることを学んでいきます。食べることは、口だけで行うものではありません。姿勢を保つこと、頭や首を安定させること、手を動かすことなど、体全体の動きも関わっています。

そのため、離乳食を考えるときは、食べた量だけでなく、赤ちゃんの準備が整っているかにも目を向けてみましょう。食べ物に興味を示すか、支えられた姿勢で頭や首を保てるか、食べ物を口に取り込む様子はどうか。発達には個人差があるため、月齢だけで一律に判断するのではなく、成長の様子を見ながら進めることが大切です。

食事のときは、赤ちゃんの体を安定させ、無理のない姿勢を整えましょう。食べることを急がせず、口の中に食べ物があるときは次々に入れないようにします。窒息の危険を避けるため、食事中は必ず大人がそばで見守ってください。

思うように食べてくれない日もあるでしょう。口を閉じる、顔をそむける、手で触って確かめる。そんな反応も、赤ちゃんが自分のペースで経験している姿かもしれません。無理に食べさせず、楽しく安心できる食事の時間を目指しましょう。

食べる量が極端に少ない、むせることが多い、飲み込みにくそう、食事に強い不安があるなどの場合は、健診や小児科、管理栄養士などの専門家に相談してください。

離乳食は、栄養をとるためだけの時間ではありません。食べることを通して、体とお口の使い方を学ぶ時間でもあります。

根本歯科医院では、お口の発達を考えるときに、食べる姿勢や口の動き、成長の様子も大切にしています。

【離乳食を始める前や、食べ方が気になるときは】
「うちの子は今、どんな準備ができているのかな?」そんな疑問も、ぜひ相談してください。